知ってました?RedmineのインストールにRailsのGemは不要です。

Redmine Advent Calendar jp 2011 22日目の記事になります。よろしくお願いします。

RubyForgeで配布されているRedmineはvender/rails 配下に最適なバージョンのRailsが同梱して配布されているので個別にRailsをインストールする必要はありません。

Installing Redmine にある

Official releases include the appropriate Rails version in their vendor directory so you only need to make sure that you have the right Ruby/RubyGems/Rake/Rack stack installed.

[意訳]
正式リリースされたものは、vender ディレクトリ配下に適切なバージョンのRailsを同梱しています。あなたはちょうどRuby/RubyGems/Rake/Rackを順にインストールするだけでいいです。

と、最初にちゃんと書いてあります。ただ、英語なのであまり気づかれていません。

よく、RedmineRuby on Rails 2.x系なの?Ruby 1.9.x 未対応なの?など、インストール時に困っている人のつぶやきが散見されますが、実はRailsのバージョンが古めなのはユーザー環境に影響しないんですよね。
(プラグイン開発者には影響してしまいますが…。)

なのでインストール環境にすでにRails環境(古いRedmineなど)が構築ずみの場合でもRailsのバージョン違いは気にする必要はありません。一番安心できる RubyGems 1.3.7 を使用すれば Redmine 1.0.5〜1.3.0 を同じ環境に共存も可能です。(1.0.4 以前で i18n 0.4.2 の gem の問題があるので、そこで共存の壁があります。ちなみに 1.3.0 ではもはや i18n 0.4.2 の gem は不要なはずです。(ドキュメントに反映されていないようですが))

あ、リポジトリから直接checkoutした場合は、Railsは含まれないのでこの話は関係無いですよ!

ちなみに RedmineRuby 1.9.x 未対応なのは残念ながらユーザー環境に影響しますが、次の Redmine 1.4 でいよいよ Ruby 1.9 対応するみたいなので期待しています。

(補足) Redmine 1.4以降ではBundler対応により複数のRailsのgem共存が可能になっためRailsの同梱配布は無くなりました。