Redmine 1.2.2 変更点一覧とチケット変更点の確認方法

Redmine Advent Calendar jp 2011 の7日目になります。よろしくお願いします。

前回のRedmine 1.2.1 変更点一覧に続いて、一ヶ月程前ですがRedmine 1.2.2が出たので変更点をまとめてみました。
※もうすぐ Redmine 1.3.0 が出ますが、一応現時点の最新版になります。:)

■Code cleanup/refactoring
Defect

Patch

■Custom fields
Defect

■Email receiving
Defect

■Issues
Defect

■Issues workflow
Defect

■PDF export
Defect

■SCM
Defect

■Search engine
Defect

■Translations
Defect

Patch

Wiki
Defect

以上、細かい障害修正がメインのリリースでした。
親チケットを削除するとその子供や孫も削除されるんですね。チケットの削除はあまりしないので気づきませんでした。

と、これだけだとあれなので、

☆「Redmine のチケット変更点の確認方法」を説明したいと思います。

  1. チケットのタイトルを読む。
    Featureの場合は大抵問題無いのですがDefectの場合は適切な表現になっていない場合が多いのでこれだけでは無理な事が多いです。
  2. 本文を読む。
    これもFeatureの場合は大抵問題無いのですがDefectの場合は何を言ってるのかよくわからない場合が多いです。
    また、ネイティブでない人もチケットを発行するので適切な表現になっていない場合もあります。
  3. 本文に画像があるとわかりやすいので参考にしましょう。
  4. 本文を読んで何を言ってるかわからない場合は、チケットにリンクされているリビジョンのコミットメッセージを読む。
    これで大分わかります。むしろコミットメッセージが変更内容の結論に近いのでそれを参考にするのも非常によいです。
  5. コミットメッセージをみてもよくわからない場合は、登録されたチェンジセットのソースを読む。
    一行パッチとかならわかりやすいです。
  6. それでもわからない場合は、登録されたチェンジセットのテストコードを読む。
    これも結構重要です。Redmineの開発では常に変更内容に対応するテストコードがコミットされています。これを見ると何を意図した変更なのか把握しやすくなります。
  7. どうしてもわからない場合や、解釈が正しいか不安な場合は実機で確認・再現させてみる。(UIは英語がおすすめ)
    自分はまだまだ英語に不安があるので結構これをします。確認環境がある人向けですね。

補足として、英語<->日本語の対比表現は、UIを切り替えて確認するとか config/locales/en.yml と config/locales/ja.yml を見比べてみるとわかりますね。
実機環境がある場合はUI切り替える方が早いですけどね。※和訳する場合は表現は日本語UIに合わせましょう。

以上、変更点確認方法書いて見ましたが、逆にRedmineを使った開発で変更点を他の人に把握してもらうためには上記の内容(最後の実機確認は除く)を意識すると意図が伝わり易くなると思います。

次は @yohshiy さんです。よろしくお願いします。